タッチスクリーンデモンストレーション機能とAVAシミュレータ搭載のシアターを擁したドゥーラのブースに大注目

“Large backlit graphics and unique lighting design attracted visitors from across the floor.”

目的:

ドゥーラオートモーティブシステムは、新しい直感型ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)をインフォテインメントとして紹介することで、モビリティ技術の限界を拡げる自動運転技術の革新をその場で体感できる、新たな世界への扉となるような展示ブースを展開しました。

 

なぜHMIなのか?それは同社が開発するHMIが、運転者とシステム(この場合は自動車システム)を「インターフェース」で結ぶことができるからです。HMIのグラフィックスクリーンには、重要な状況や制御情報を運転者に表示するプログラミングすることができます。写真、アイコン、音声、色によって、HMIが運転状態の変化を視覚的に表示し、また、多くのHMIでは、ユーザーがスクリーン上に表示された内容と連動できるタッチスクリーンが採用されています。

「HMIとは?」という質問へのお答えはここまでにして、次に、CES ASIAでのドゥーラの展示ブースについてご説明します。

 

ソリューション:

ドゥーラオートモーティブシステム社の展示スペースは、6メートル x 15メートル(およそ20フィート x  50フィート)の大きさでした。CES ASIAで同社が目指したのは、自動運転車での移動を可能にする統合的共有インフォテインメントプラットフォームの決定版と呼ぶべき、AVA™ Unityに命を吹き込むことでした。来場者の心に「Driving Evolution」という同社のコンセプトを植え付けたいというのが目的でした。特に見どころとなったのは、後部座席のアーケードゲームシステムや車両操作リモコン、自動運転プラットフォームなどの、安全性の高い先進的移動技術でした。

OverDryve™ とランドマクナリー社の車両技術が融合し、ナビゲーションに加えて、OverDryve によるハンズフリー通話やメールの送受信、音声アシスト、音楽、ニュース、天気予報、交通情報、ドライブレコーダーなどの機能も搭載し、拡張現実と高解像度の3Dマッピングが、移動を視覚化してくれます。システムはオープン構造で、開発者に使いやすい仕様になっています。

 

AVA Unity が創り出す拡張的マルチメディアキャンバスを使って、搭乗者は600平方インチの高解像度メディアを楽しんだり、半透明ガラスモードで前方の道を拡張現実として視覚化したりもできます。幅48インチの大きなタッチスクリーンで、複数のユーザーが「Unity(ひとつになって)」同時にやり取りすることも可能です。全ての操作を、超高輝度で反射防止を施したスクリーン上で行うことができ、スワイプ、スクロール、タップなど、自由にお気に入りのメディアをシェアしたり、マルチタスクに作業をしたり、スクリーン内でドラッグアンドドロップ機能を使って遊ぶこともできます。

 

DURA Automotive Services Exhibit at CES ASIA by Idea International, Inc. - #46これらのコンセプトを現実の世界で紹介するために、アイデアインターナショナルがドゥーラに提案したのが、様々なAVA Unity のアプリケーションを展示するためのブース作りです。

 

  1. AVA UNITY MARSTECH (マルチ収集認知システム)― 後部座席のアーケードゲームや車両操作リモコン

ドゥーラが公開した最新技術のひとつは、後部座席用エンターテイメントのアーケードゲームシステムです。MARSTech™ の技術によって、車両内と家庭の両方でアーケードゲームを楽しむことができるようになりました。特許技術である画像処理と低電力レーザーテクノロジーを活用することで、4人のプレイヤーが同時にプレイしたり、協力しながらゲームを進めたりできます。同様の精密なテクノロジーは、レベル3~4の自動運転車用のHMIリモコンにも搭載され、搭乗者がWindowsやHVACなどの様々なコンテンツを同じインターフェースでコントロールできる、ユーザー目線の設計になっています。巧妙に設計されたMARSTech™ のユニットと周辺機器が、高度な正確性とユニークな没入型体験をユーザーに提供します。

  1. AVA 自動運転プラットフォーム 高い安全性と先進的な移動技術

ドゥーラが誇るAVA™ が、究極の先進技術、高いセキュリティと安全性を実現します。拡張性の高いL1-L4 ADASプラットフォームに独自の集中型制御モジュール、ソフトウェア、ビジュアル、通信技術、範囲ベースセンサーを備えたAVAの制御システムは、ブレーキ、ステアリング、パワートレインなどの車両の他の電子制御装置と連動し、自動運転を安全かつ確実に制御することができます。DURA所有の深層学習ニューラルネットワーク知覚技術が、素早く正確に危険を察知し、緩和します。

  1. AVA 360°サラウンドビュー 高い安全性と先進的な移動技術

歩行者や動くものを検知する最新の画像処理とリアルタイム動画モニタリングシステム駆使したAVA™の360°サラウンドビューにより、高い安全性が確保できます。俯瞰ディスプレイが運転者に死角のないリアルタイム動画を表示することで、危険の種を見逃しません。先進のアルゴリズムとAVAの高性能カメラセンサーを活用し、自動車、商用トラック、大量輸送の用途向けに設計されています。最新鋭のプロテラ社製の電気バスの旅で、AVA™ 360°サラウンドビューをぜひ体験してください。

  1. ドゥーラの高自動化運転のためのメカトロニクス作動装置と先進のパワートレイン

ドゥーラの作動装置とパワーパックの最新のラインアップが、従来よりも高い回転性、正確性、そして総合的な運転性能を現在の、そして次世代の車両に叶えます。運転体験のカスタマイズを実現するために、ドゥーラメカトロニックシステムを自社で開発・設計し、最新の軽量筺体、ソフトウェア、ツール、内臓エレクトロニクスを採用しました。ドゥーラのメカトロニクス作動システムが、EV用駐車ロック機能、シフトバイワイヤ、高機能パワーパックなどの自動運転技術でドライバーをサポートします。

 

CES ASIAでは、ドゥーラのブース来場者それぞれのプロフィールに基づき、AVAを使ってどのように音楽や目的地、ゲームやメディアを選択できるかを実際に体験してもらうことによって、ドゥーラオートモーティブシステムの高い技術力をアピールしました。AVAを駆使した複数ユーザーを同時に満足させるマルチな選択ができることや、ワイヤレスモバイル機器と安全に同期することで、AVA Unityのアルゴリズムが音楽、目的地、メディアをパーフェクトに組み合わせられる機能も披露しました。オープンシステム構造がアプリ開発には無限の可能性を生み、マルチコア処理エンジンが、創造力を掻き立てる車内インフォテインメントの豊かな土壌を開拓していきます。

出展社について

出展社について

ミシガン州デトロイトに本社を置くドゥーラオートモーティブシステムズ(www.duraauto.com)は、革新的な「モビリティ」の分野で欠かせない存在として知られています。自動車の軽量化・電気化が進む昨今、従来の技術や業界の価値基準を根底から覆すような革新的なテクノロジー無くして卓越したパフォーマンスと新たな価値の創造はかないません。革新的で総合的なメカトロニクスと軽量車両のソリューションを提供する企業として、ドゥーラは世界をリードする自動車メーカーから注目されています。

展示会について

CES ASIA(中国・上海)

CES ASIAは、完全海外資本企業「カスタマーテクノロジーアソシエーション(CTA)」が保有する「インターナショナルCES(上海)エキシビジョン」がプロデュースを、中国で開催される展示会のリーディングプロデューサーとして知られる「上海インテックスエキシビジョン(Shanghai Intex)」が共同プロデュースを担う展示会です。

出展500社、総来場者数40000人超、1平方メートルあたりのブースの来場者数は延べ42000人を超える数を誇るCES Asia は、アジアで唯一、Trade Show Executive’s Gold 100 Awards & Summit が選ぶ、「国際展示会ベスト100」のゴールドアワードを受賞しました。Trade Show Executive’s Gold 100 Awards & Summit は、国際展示会の分野でゴールドクラスの基準を満たすにふさわしい100の大規模な展示会を表彰しています。

CES ASIA には中国国内はもちろん、アジア各国からテクノロジー分野の専門企業が、自社のブランドを新旧の来場者にアピールする絶好の機会として出展しています。

ハイライト

ドゥーラオートモーティブは、AV用「インフォテイメント」プラットフォーム、拡張ADASプラットフォーム、後部座席エンターテイメントシステムの技術を発表しました。ダブルデッキと鮮明なグラフィック、そして他社とは一線を隔するドゥーラのAVI Unityのブースにより、多くの人々の注目を集めました。ブースでは、ドゥーラ独自のテクノロジーについて解説するプレゼンテーションが行われ、CES ASIA 2018に来場したエンジニア以外の人々にも体験を促しました。

人々の興味をわし掴みにしたタッチスクリーンの実演とAVAシミュレーション搭載のシアターで、多くの来場者を得ることに成功しました。巨大なバックライト付グラフィックと独自の照明デザインも、広いフロアでブースを目立たせることに大きく貢献しました。

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