今回の展示ブースでは、来場者にメドトロニックの製品について伝えるだけでなく、脳卒中の防止などの治療分野の知識共有と、同社のその分やへの貢献についても認知を広げるべく、フォーラムを開きました。

“Medtronic has found its brand safe and consistent with Idea International.”

目的:

脳卒中の医療サービスをモニタリングし、その情報を世界に提供するためのフレームワークを提供できるような、質の高い脳卒中治療に向けたロードマップの開発を目指して、世界脳卒中機構とともにこの学会に参加したメドトロニック社の存在感は、参加企業の中でも特に印象的でした。

メドトロニックは、世界の4か所での無作為臨床試験から患者レベルのデータを収集するのに使われた、この種の器具としては世界初の優れたステント「Solitaire Stent」通じて世界各地に現地代理店を設け、パートナーシップの構築を目指しています。

 

ソリューション:

世界の現地代理店と提携を広げるメドトロニックのブースをプロデュースするにあたり、同社のブランドアイデンティティが一貫して発信されることに一番の注意を払いました。第10回世界脳卒中学会でのメドトロニックのスローガンは、「医療のスタンダードを共に変えましょう」でした。

脳卒中の撲滅を目指して世界で事業を展開するメドトロニックにとって、重要なステップのひとつは、適切な臨床教育ツールを各地で確保できるようにすることです。同じく、脳卒中患者に関わる介護者へ広く伝わる教育プログラムを提供しているのが世界脳卒中機構(WSO)です。メドトロニックは、学会でブースを出展するだけでなく、主要スポンサーとして協賛もし、さらには、脳卒中経験者を介護する人々に役立つ専門的な教育プログラムも開講しています。

メドトロニックの脳卒中治療における傑出した役割は世界脳卒中学会と調和し、同社の展示ブースはひときわリーダーシップを発揮していました。メドトロニックの企業カラーであるブルーとホワイトをフロアのどこからでも見える位置に使い、頑丈な直角フレームで組んだブースには大型スクリーンを設置し、メドトロニックからのメッセージを静止画と動画の両方で発信しました。同時に、同社が学会内で協賛した、インドの地方都市における脳卒中の流行という問題に焦点を当てたシンポジウム「ステントレトリーバー血栓摘出術を現実のものに:データ、プログラム、そしてインドでの実践」に参加者を招待するメッセージも掲示しました。現在、西洋先進諸国と比較すると、インドでの脳卒中発生率は大幅に高くなっています。12億の人口のうち、毎年1800万もの人々が脳卒中にかかり、そのうち3分の1が脳卒中に関わる疾病で亡くなっています。2013年のある研究では、インド人のおよそ23パーセントが脳卒中の疑いのある状態にあり、その症状に気づかないままでいると言われています。

世界のどこで出展しようと、メドトロニックのブースにはいつも多くの来場者が集まることから、画面に表示する企業からのメッセージを最小限に留めることで、医療関係者とメドトロニックの人々に自分たちの言葉で直接対話してもらうという狙いがありました。実際に、大型スクリーンに表示する言葉には、「together(一緒に)」という言葉を多用し、「Let’s talk about …(~について話しましょう)」や、「Let’s transform…(~を変えましょう)」などの文で始まる会話を引き出すことを意図しました。これらの言葉は、たとえ英語力が限られた人々を含め、おおよそすべての来場者が理解できるものばかりです。このような多様性は、展示で表したかったライフスタイルそのもののイメージを印象づけるのにも役立ちました。メドトロニックの海外市場での成功を支える要因の一つは、医療関係者が同社を、器具を納入する単なる「業者」ではなく、仕事上での「パートナー」だと感じている関係性であることは間違いありません。

展示ブースでは、カウンターにタッチパネルモニターを設置し、個々の来場者への情報提供や、グループへのデモンストレーションに役立てました。ブースの中心には巨大モニターに囲まれたカジュアルな雰囲気のミーティングエリアを設け、医療関係者がメドトロニックの開発者やスタッフと話すことで、さらに情報を得ることができるようにしました。

グループデルフィ社と協働し、アイデアインターナショナルは、メドトロニックのAPACで出展する際のパートナーとして選ばれ続けてきました。アイデアインターナショナルとであればブランドアイデンティティが守られ、一貫性が保たれると認めていただいていることの証です。

出展社について

メドトロニック

1949年にアール・バッケンと彼の義兄であるパルマー・ヘルムンドスリーが開いた医療器具の修理店を母体に、今や世界最大の医療機器メーカーに成長したメドトロニック。メドトロニックを代表する治療器具と言えば、身に着けられるバッテリー式の心臓ペースメーカーです。この画期的な治療器具を基礎として、メドトロニックは電気刺激を利用して人の命をつなぐ、専門的な治療器具を数多く開発してきました。その後も、インプラント型機器、薬や生体用の運搬機器、電動式高次外科手術用器具など、同社のコアとなる技術が次々と誕生しました。現在では、メドトロニックの技術が40近い疾病を治療するのに活用されています。

展示会について

10回 世界脳卒中学会(インド・ハイデラバード)

以前は4年に一度の開催だった世界脳卒中学会ですが、近年のこの分野における医療の進歩やヘルスケアの専門家に向けた新たな治療法についての知見向上の必要性が高まりを見せていることから、現在では2年に一度の開催となっています。第10回世界脳卒中学会には、世界中から脳卒中の専門家が集い、脳卒中の予防や急性期治療、発症後の回復ケアなどに関する最先端の知識や科学的知見が共有されました。学会の舞台となったのは、活気あふれるインドの都市、ハイデラバードです。

ハイライト

第10回世界脳卒中学会でのメドトロニックの展示は、Solitaire Stentなどの自社製品だけでなく、WSO(世界脳卒中機構)とのパートナーシップも広く紹介するという内容でした。

世界から集う脳卒中の専門家がメドトロニックのブースに足を運び、同社が提案する脳卒中ケアを通じて、地域のパートナーシップについて学びました。

ブースではフォーラムも開かれ、参加者はメドトロニックの商品についての知識を得るだけでなく、同社の知見や脳卒中予防や治療の分野での継続的な教育努力への貢献についても広く知る機会となりました。このような研修コースは臨床教育コースとして各国の需要に応じた独自の内容になっています。脳卒中の予防、治療、リハビリに関する根拠に基づいたアプローチを紹介し、今後は脳卒中患者へのサービス向上を目指すという目標が発表されました。第10回世界脳卒中学会では、特に北京、フィリピン、インドのハイデラバードでの脳卒中のケアと予防に着目しました。また、世界脳卒中アカデミーとのパートナーシップにより、世界中の脳卒中の専門家がデジタルで講習を受講することも可能になりました。

メドトロニックとWSOは共同で記者会見を開き、脳卒中への注目を集める中で「質の高い脳卒中ケアへのロードマップ」について議論を展開しました。WSOが構築したロードマップは、世界共通にすべき脳卒中治療の導入フレームワーク、モニターシステムや評価システムを提唱し、メドトロニックはロードマップをサポートするスポンサーに名を連ねています。ハイデラバードでの世界脳卒中学会の開催に合わせて、ロードマップがインドでも始動することに決定しました。ロードマップを活用することで、地域のヘルスケアに従事する人々や脳卒中を専門とする医療グループに根拠に基づいた治療の推奨や臨床現場での実践方法、脳卒中を取り巻く環境の継続的な改善を図るための達成度の尺度などを示す指標となります。

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