アメリカでの展示会出展で気を付けること
アメリカでの展示会のご出展において、多くの方は不安に思われていることがあるかと思います。
この記事は、アメリカでの展示会にご出展を検討されている方々向けに、初歩の申請などの段階から出展までの間で気を付けるべきことをお伝えしていく、アメリカ展示会出展事情をご紹介していくシリーズ第1弾です。
日本企業様にとって、テクノロジーや一般消費商品や医療・医薬品業界において、アメリカのマーケットはとても重要な市場であることを、私たちは理解しております。ご出展を検討されている企業様のために少しでもお役立てできるよう、アメリカでの展示会ご出展を通じての市場開拓や、展示会で獲得されたビジネスチャンスをモノにしていただくために、アメリカの展示会出展に対する抵抗感を無くせたらと思います。
1:申し込み開始後の1分後でも、締め切りギリギリの時間でも、オンライン上であればブース敷地の申請をすることができます。ただし、最適・最高のブースのロケーションは往々にして申請、予約が出来ないことが多いです。なぜなら前年度、その展示会に出展された企業様が再度翌年に出展されることが確定した場合、その企業様から優先的にブースの敷地を選べられるからです。
アイデアインターナショナルは企業様にとって初回のご出展でも、会場図面から最適なブースのロケーションをご提案いたします。
2:アメリカでは長さの単位や敷地のスペースはフィートで計算され、フィートの面積で敷地使用料金が発生します。ブースの形状は「インライン型」、「アイランド型」、「ぺリメーター型」と呼ばれるものがあります。
インライン型は通路に面し、他の企業様と隣接しているタイプで、アイランド型は言葉通り全方面が通路に面しどの企業様と隣接しないタイプを言います。またペリメーター型は背面が壁で、3方面が通路に面しているタイプを指します。
3:アメリカの展示会において、ブース敷地の形状では「正方形」が禁止、という不思議なルールがあります。また、壁の高さの制限事項もあります。どの展示会も多種多様な制限事項がありますので、マニュアルはよく読み込んでおくことをお勧めします。
4:アメリカではトラスパーツに照明器具を取り付けるのと同じくらい、企業天井から吊り看板をすることは極めて普通なことです。予算が許す限り、どんどん恐れずに様々な形状の看板を吊り下げましょう。
5:アメリカの展示会で使われるカーペット類はとても分厚く、会場の床は均一な厚み・高さをもっています。またケーブル類は通常「カーペットの下」から配線され、ケーブルによりカーペットの盛り上がりは極めて少ないです。
6:どの会場において、アメリカでのブース施工における部材などは、会場より離れた場所である程度まで施工され、工房からトラックで輸送されます。それが同じ州から、他州、または何千キロも離れた場所から輸送されることもしばしばあります。ほとんどの州は「ユニオン」と呼ばれる展示会の主催事務局が指定した施工会社から派遣された施工・設営員らによって、カーペット上にブースを施工・設営していきます。
7:他国での展示会出展サポートを専門とした、アイデアインターナショナルのような会社はとても稀有です。アメリカの展示会だけでなく現地文化や経済感覚を有していない企業に依頼することは、時には予算繰りが困難を極め、満足のいく情報が提供されないこともしばしばあります。
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